そして母になりたいと思った

今日のタイトルは知らない人の会話から。

映画『そして父になる』のチケット買って、上映まで時間があったからスタバでぼんやり過ごしてた。
そしたら、近くにいたOLっぽいお姉さんが後輩らしき男の子に
『最近、そして父になるを観たんだけど、そして母になりたいって思った』って必殺技のように言ってた。どうやらお姉さんにとって、今一番の決め台詞みたい。


そんなわけで、今一番観たかった映画をやっと観ることができたのです。
是枝監督の作品は『空気人形』を観てから大好き。
人、を映画というよりドキュメンタリーのようにすごくリアルに、いろんな面を描くけれど、作品を観終わった後、なんともいえない温かさを心に残してくれる。
そんな雰囲気がすごくすごく好きなのです。


私は大学で社会学科を専攻しているけれど、それは、人のことを、人がつくった社会を知りたかったから。
人って、いろんな人がいて、いろんな考え、価値観があって
私にとっての常識は、違う国だと、いや、同じ国でも全く違ったりして。
自分と違うものを否定しないで見つめてみると、視野がすごく広がる。自分の中の常識を疑ったり、今までの考え方がひっくり返ったりもする。
その感覚がすごく好き。

でも、人って多様だけれども、どの人にも『温かさ』ってあるんだと思ってる。
なんだか綺麗事を言っているみたいだけど、そういう人の温かさに触れた時、もっともっと人が好きになる。

温かさ、は、自分にも周りの人にも良いものだと思ってて、その温かさを大切に生きていきたいし、温かさを大事にする仕事ってないのかなあと考える就活生でしたとさ。